こんにちは、reyです。
秋の夕暮れって、どうしてこんなに切なくてやさしいのでしょう。
ベランダに出ると、空がほんのりオレンジ色で、風が少し冷たくなっていて——
その瞬間だけ、時間がゆっくり流れているように感じます。
いつもせかせかしていた私が、この季節になると少しだけ“ゆるめる”ようになった理由。
今日はそんな「時間の流れをゆるめる方法」を、日常の中から綴ります。
1. 光の変化に気づく時間をつくる

朝から晩まで慌ただしい日々の中で、
太陽の位置や光の色に気づくことって、意外と少ないですよね。
私は秋になると、夕方5時ごろに一度だけカーテンを開けて、
ベランダから空を見上げるようにしています。
光が柔らかく傾いていく瞬間、
まるで時間のスイッチが“スロー”に切り替わるような感覚があります。
それだけで少し、1日を丁寧に過ごせた気持ちになるんです。
2. 音を“聞こうとする”だけで整う
忙しいときほど、耳が“閉じている”ことに気づきます。
家の中にいても、冷蔵庫の音、風の音、遠くの車の音。
じっと耳を澄ませると、たくさんの音が生きているのがわかります。
私は夜、照明を少し落として、
クッキーの寝息や時計の秒針の音を聞くのが好きです。
音を意識して聞くことで、頭の中の雑音が少し静まります。
無理にリラックスしようとせず、ただ聞いてみるだけでOKです。
3. 目的のない散歩をしてみる
「買い物ついでに」でも「運動のために」でもなく、
ただ歩くだけの散歩をしてみる。
そんな時間を持つようになってから、心がよくほぐれるようになりました。
秋の道は落ち葉がカサカサと鳴り、
風に乗って金木犀の香りがふわっと届きます。
どこへ行くでもなく、ただ足の向くままに歩いてみると、
不思議と心の中まで整っていく気がします。
4. “ながら時間”を“そのまま時間”に変える
スマホを見ながらの食事、テレビをつけたままの休憩——。
いつの間にか“ながら時間”が日常の大半を占めていました。
でも、ある日ふと思い立って、
「今日はコーヒーだけを味わう5分」にしてみたんです。
すると、香りの豊かさ、カップの温かさ、
一口ごとに“今”を感じることができました。
それ以来、何かを“しながら”ではなく、“そのまま”する時間を
1日のどこかに少し置くようにしています。
まとめ|時間は“過ぎる”ものではなく“感じる”もの
気づけば、1日があっという間に終わる。
それでも、光を見て、音を聞いて、香りを感じて——
五感で“今”を感じるだけで、時間の流れはゆるやかになります。
秋は、そんな「感じる力」を取り戻す季節。
明日の予定を詰める前に、ほんの少し立ち止まってみてください。
今日の夕暮れが、あなたの1日をやさしく包んでくれるかもしれません🍁


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